バイク盗難 対策 情報 1

バイクを購入したあとはもちろん
最近ではバイクを売ろうと思った時も
バイク盗難に注意する必要があります。

この記事では
バイク盗難についての現状や
対策、対処法について
ご紹介したいと思います。

 

バイクを盗難されるとどうなるか?

実を言うとバイクの盗難件数は
警察庁の犯罪統計でみると
年々減少しています。

2020年認知件数増減率(%)検挙率(%)
自動車盗5210-27.157.7
オートバイ盗9018-19.916.5
2019年
自動車盗7,143-17.253.8
オートバイ盗11,255-26.421.5
2018年
自動車盗8,628-15.549.2
オートバイ盗15,292-24.217.3
2017年
自動車盗10,213-12.452.5
オートバイ盗20,184-1714.9
2016年
自動車盗11,655-15.749
オートバイ盗24,304-31.515.2

>>犯罪統計・警視庁webサイト

 

これはメインキーの複雑化や
スマートキー、
イモビライザーといった
盗難防止機能が
向上したこともありますが、
バイクの登録台数自体が
年々減少していることも
影響しているでしょう。

>>二輪車保有台数:JAMA

なので
バイクを盗まれる
可能性が年々下がっている
と考えてはいけません。

そして一番問題なのは
警視庁の犯罪統計で
自動車盗難事件と比べてわかる通り
バイク盗難事件の検挙率は
約15~20%と低く

盗難に合ったバイクは
まず見つからない。

手元に戻ってくる可能性が低い。

という点です。

車と比べてバイクは小さく
倉庫などに隠しやすいですし、
部品に分解するのも容易ですから
発見されにくいという事も
検挙率の低さと
関連しているでしょう。

 

どんなバイクが狙われる?

昭和から平成初期は
主に暴走族の様な人達が
自分で乗り回すための
窃盗が多かったのですが
現在はインターネットの普及により
個人での売買や海外取引が
容易になった為、
換金目的に盗難されることが
ほとんどの様です。

そのため
高額で取引できる
人気があってすぐに売れるバイクが
狙われやすく、中でも

  • 90年代以前のバイク
  • 中古市場で価格高騰しているバイク
  • 海外で未発売のバイク
  • 人気が高いバイク
  • カスタムバイク

が特に狙われやすいです。
90年代以前のバイクは
イモビライザーなどの
盗難防止装置が
標準装備されていませんし、
バラバラにしても
部品としての価値が高く
高額で売買されています。

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日本は泥棒天国!?

バイクを盗んだ犯人が
捕まったとしても
バイクが手元に戻ってくる
とは限りません。

どういう事かと言うと
日本は他の先進国に比べて
盗品に関して法律が緩く

車やバイクを狙う窃盗犯にとって
天国みたいな国だからです。

日本の民法には
『善意の第三者』
という規定があります。

民法第96条

  1. 詐欺又は強迫による意思表示は、取り消すことができる。
  2. 相手方に対する意思表示について第三者が詐欺を行った場合においては、相手方がその事実を知り、又は知ることができたときに限り、その意思表示を取り消すことができる。
  3. 前2項の規定による詐欺による意思表示の取消しは、善意でかつ過失がない第三者に対抗することができない。

民法での善意、悪意というのは

  • 善意=何も知らない
  • 悪意=詐欺や脅迫、窃盗など不法行為があったことを知っている

という意味です。

民法第96条第3項に書かれている
『善意でかつ過失がない第三者』
というのは

バイク盗難事件の場合
をわかりやすい言葉でいえば

『そのバイクが盗まれたものだと
知らずに購入した人』

のことです。

つまり、第三者に渡って
バイクが盗難車だったとは
知らなかった。と主張され、
購入時に盗難車だったことを
知っていたという証拠がなければ

「私のバイクだから返せ」
と言っても、
盗難車を購入した第三者は
元の持ち主に
バイクを返す義務がないのです。

なので、
何らかの手段により
第三者の名義に登録変更
されてしまった場合や
売買契約書が交わされた
バイクを取り戻すことは
非常に難しいのです。

こうしたことから
換金目的で盗まれたバイクは
海外輸出の他に
日本国内で堂々と
販売されるケースもあります。

もちろん部品として
販売されたものであっても
善意の第三者の
権利は守られますので
一旦売られてしまったものは
取り返すことが難しいです。

 

個人売買の落し穴

これまで書いてきた通り
盗まれたバイクは
海外輸出か個人売買で
換金されます。

個人売買で購入する場合は
盗難されたバイクや部品を
つかまされたとしても
気付く可能性が低いですし
法律上権利もまもられています。
(盗品だと知った時、
良心は痛むでしょうけれど・・・)

バイクの個人売買で
最近、問題になってきているのは
バイクを売る時の方で

個人売買で自分のバイクを
売ろうとした時に盗まれてしまう。

という事件が増えてきています。

例えば

  • 試乗に出たまま帰ってこない
  • 現車確認時に保管場所を知られ、後日盗まれた
  • 出品者情報や車両の紹介写真から保管場所を特定されて盗まれた

他にも

  • なかなかお金を払ってもらえない
  • なかなか名義変更をしてもらえない

というトラブルもよく聞きます。

インターネットの普及により世の中は
どんどん便利になっていきますが
ネットに開示された情報を
悪用する人たちもいますので
ネットオークションなどを利用して
バイクを個人売買をする場合は
細心の注意が必要です。

バイク盗難 対策 情報 3

>>おすすめのバイク買取業者は?:TOPページ

 

バイクの盗難予防・対策

これまで説明してきた通り
バイクが盗まれてしまうと
手元に無事戻ってくる可能性は
非常に低いのが現状です。

なので出来る限りの
盗難対策はやっておきましょう。

 

標準装備の盗難防止機能を使う

バイクに標準装備されている
盗難防止機能を利用しましょう。

まずはほぼすべての
バイクに備わっている
ハンドルロック。

買い物やツーリング先で
ハンドルロックをしていない人を
よく見かけますが、
バイクから離れる時は
必ずハンドルロックを
心がけましょう。

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その他キーシャッターや
警報機が標準装備されている場合は
積極的に使うようにしましょう。

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ロック用品を使う

ワイヤーロックやチェーンロック、
U字ロックなど
様々なロック用品が販売されています。

カギは多い方が
盗み出すまで時間も手間もかかるので
抑止の効果はあります。

私のおすすめは
レバーロック、グリップロック
と呼ばれるもので
携帯性がよく、外し忘れもなく、
スクーターの場合は
リアブレーキにロックを
かけることもでき、
移動させるのを
困難にすることができます。

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目をつけられないようにする

人気のあるバイクは特に
バイクの窃盗犯から
車種を特定されて
狙われないようにすることが
重要になります。

シャッター付きのガレージであっても
バイクカバーをかけるなどして
車種を特定されないようにしましょう。

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集合住宅などで
バイクの置き場所を選べる場合は
定期的に置き場所を
変更するのが良いでしょう。

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また買取のチラシや
ミラーの角度が
変えられている、
空き缶などの
ゴミがのせられていた、
といった
イタズラを発見した場合は
すぐ元に戻し、
チラシやゴミは撤去しましょう。
そのままにしておくと
持ち主がバイクを見にくる
頻度が低いと思われ
窃盗犯から狙われやすくなります。

 

登録書類をバイクにのせない

先ほども説明した通り
バイクを盗まれた後に
第三者の名義で登録されてしまうと
たとえ盗まれたバイクが見つかっても
取り戻すことは難しくなります。

盗まれたバイクと共に
登録書類の原本が手に入れば
当然不正な登録も
しやすくなってしまいます。

しかしながら
登録書類、自賠責保険の原本は
携帯義務があります。
運行の際には
備え付けなければなりません。

登録書類、自賠責保険の原本は
いつも使うカバンなどに入れて
持ち歩くようにしましょう。

 

登録書類のコピーをとっておく

とは言っても運行時に
備え付けなくてはいけない
登録書類はバイクにのせておきたい
と考える人がほとんどでしょう。

登録書類をバイクに
のせておきたい場合は最低限
登録書類のコピーはとっておき
自宅に保管しておくようにしましょう。

いざ盗難にあって
警察などへ届け出る場合に
ナンバープレートの番号や
フレームナンバーを正確に
伝えることができるからです。

ここで注意したいのは
コピーだけを持ち歩いて
バイクを運行させたとしても

登録書類の不携帯となり
罰金刑となります。

また交通違反ではなく
罰金刑なので前科がつきますし、
金額は大きくなっています。

  • 登録書類の不携帯:50万円以下の罰金
  • 自賠責保険証明書の不携帯:30万円以下の罰金

 

エンジンナンバーを記録しておく

バイクにはフレームナンバーという
固有の番号が刻印されていて
登録書類にも記載されています。

それとは別にエンジンにも
エンジンナンバーという
固有の番号が刻印されています。

部品として分解され
エンジンを売りに出されたときや
フレームだけをすり替えて
車体として売りに出された時
手がかりや証拠となります。

写真などで記録しておき
保存しておきましょう。

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バイクを盗まれたときは?

いくら手元に戻ってくる可能性が
低いといっても、
大切なバイクを簡単に
あきらめることなんて
できませんよね。

できる限りのことはしましょう。

 

警察・税関・陸運局(市役所)に連絡

まずは警察に
盗難届を出しましょう。

ちなみに
警察は盗まれたバイクを
探してくれません。

しかし盗まれたバイクが

売りに出されていたり
放置されていて、
他の人が見つけてくれた場合
盗難届を出しておけば
連絡をしてくれたり
協力してもらえます。

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次に税関にも連絡を入れます。
盗まれたバイクを
輸出させないためです。

連絡先は下記のURLにある
密輸ダイヤル(24時間)が
良いでしょう。

税関:密輸情報提供
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/mitsuyu/mitsuyu-dial.htm

次に126cc以上のバイクなら
管轄の運輸局(陸運局)支局に
連絡を入れます。

管轄運輸局がわからない場合は
警察で聞いたり
インターネットで
『〇〇市 自動車登録』
といった様に検索しましょう。

125cc以下のバイクは
登録している市役所へ
連絡を入れましょう。

名義変更や廃車手続きを
させないためです。

 

SNSを利用する

ツイッターやフェイスブック
インスタグラムなど
SNSで情報発信して
拡散と情報提供を募りましょう。

自分のアカウントがない場合は
友人や知人に協力してもらってでも
発信した方が良いです。

内容としては

  • バイクの特徴がわかる写真
  • いつ盗まれたか?(いつ気付いたか?)
  • どこで盗まれたか?
  • ナンバープレート
  • #バイク盗難 #拡散RT希望
    などのハッシュタグ

情報拡散のスピードが早いですし
協力してもらえる人は
多い方が良いでしょう。

 

自力でバイクを取り返すと犯罪!?

もし盗まれたバイクを
運よく自分で発見しても

その場から勝手に持って帰ると
窃盗罪になってしまいます。

刑法第242条(他人の占有等に係る自己の財物)
自己の財物であっても、他人が占有し、又は公務所の命令により他人が看守するものであるときは、この章の罪については、他人の財物とみなす。

つまり
バイク泥棒が盗んだバイクは
財物とみなされるため
勝手に持っていくと
こちらが窃盗版犯
となってしまうのです。

もちろん
悪いのはバイクを盗んだ人です。

しかし、日本の法律では
侵害された所有権を守る
(盗まれたバイクを取り戻す)
ためには
法的な手続きを
踏まないといけません。

自分で実力行使して
権利回復する行為は
『自力救済』といって
原則禁止されています。

もし盗まれた自分のバイクを
発見できた場合は
現場から携帯電話などで
速やかに警察に連絡を取りましょう。

警察官の立ち合いのもと
持ち帰りが許される可能性や、
盗品の疑いがあるバイクとして
警察署で預かってもらえる
可能性があります。

 

バイク盗難の傾向と対策まとめ

いかがだったでしょうか?

バイクは盗まれてしまうと
バイクを発見したり
犯人を検挙できる確率が低く、
発見できたとしても
取り戻すには
難しいことが多いです。

記事内で紹介した内容以外にも
防犯対策をしっかりとして
まずはバイクを盗まれないように
したいものですね!

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