▲Z900RS
▲Z900RS CAFE
2018年の登場以来
ヘリテイジモデルブームを決定づけた
Z900RSとZ900RS CAFEは
見た目は往年の名車
カワサキ900Super4(Z1)に
由来するデザインやカラー。
見た目はレトロですが、
最新装備が採用され
Z900RSとZ900RS CAFEは
軽くてハイパワー、
さらには安全性まで考慮された
スポーツネイキッドに
仕上がっています。
Z900RS/CAFEのいいところ
- Z1やZ2を彷彿とさせる
デザインやカラーリング - 軽くてハイパワー、
スポーツネイキッドとして
性能が良い - マフラーや外装パーツをはじめ
カスタムパーツが豊富。
Z900RS/CAFEの残念なところ
- こだわりが強い人にとっては
水冷エンジンというのが残念
目次
Z900RS/CAFEの中古バイク相場・買取相場
Z900RS/CAFEの
中古バイク相場(新車含む)は
グーバイクで調べることができます。
ショップ店員の経験から言って
同年式、距離ぐらいのバイクで
大きな修理が必要な個所が無ければ
バイク買取相場は
同程度の店頭車両価格の半額
が通常バイクショップでの
買取価格と考えて良いでしょう。
但し、
バイク買取に強い
バイク専門買取業者であれば
1~2割ほど高く買取ってくれる
可能性が高いです。
Z900RS/CAFEの特徴
それでは現行型のバイクの中でも
高性能なエンジンや足回り、
電子制御などを中心に
最新でスポーティな装備を誇る
Z900RSの特徴を見ていきましょう。
軽量なフレーム・車体
Z900RS/CAFEのフレームは
レトロなイメージを崩さない
スチール製となっていますが、
スチールフレームよりも
アルミフレームの方が高性能。
というのはひと昔前のイメージ。
先進の解析技術により
軽量かつ十分な剛性を確保
その軽快さはZ900RSに
またがった瞬間でも
体感できるほどです。
フロントにはアウターチューブが
ブラックアルマイトされた
倒立タイプのフロントフォーク
リアサスペンションには
アルミスイングアームに
ZX-10RやZ1000でも採用されている
ホリゾンタルバックリンクリヤサス
が組み合わされています。
画像提供:Z900RSのインプレ
グッドサウンドなハイパワーエンジン
最大出力111PSを発生する
948ccの水冷4ストローク
並列4気筒エンジンは
排気系サウンドチューニングが
施されていて、
ノーマルであっても
低く重厚なサウンドを
楽しめるようになっています。
スリッパークラッチが
組み合わされていて、
発進時のスタート操作が楽になり
シフトダウン時のバックトルクが
軽減されています。
画像提供:Z900RSのインプレ
最新の電子制御
もはや常識になったABSは
前後に装備。
フロントはラジアルマウントの
4PODキャリパーと
ラジアルポンプマスタシリンダーが
採用されていて高いコントロール性と
しっかりとした制動力を発揮します。
画像提供:Z900RSのインプレ
スリップを制御する
トラクションコントロールは
2段階で調整可能。
OFFにすることもできます。
画像提供:Z900RSのインプレ
レトロながらも先鋭な外観
丸みを帯びたガソリンタンクに
砲弾型のメーターと
丸目のヘッドライト。
タックロールの入ったシートなど
見た目はレトロでオーソドックスな
仕上がりになっています。
画像提供:Z900RSのインプレ
しかしメーターの中央は
液晶パネルとなっており、
必要な情報が見やすく表示
されるようになっています。
画像提供:Z900RSのインプレ
ヘッドライトやテールランプ
ウィンカーなどの灯火器も
全てLEDで視認性は抜群です。
画像提供:Z900RSのインプレ
Z900RS CAFEの違いは?
Z900RSとほぼ同時に
発表、発売された
カスタムモデルZ900RS CAFE
まず目に入ってくるのは
ビキニカウルですね。
デザインはロケットカウルのようですが
小型なので風防性は
思ったほどではありません。
画像提供:Z900RS CAFEのインプレ
ハンドルはバーハンドルですが
低く、絞り込んだ形状になっています。
ハンドルの絞り込みによって
ポジションの前傾は控えめです。
画像提供:Z900RS CAFEのインプレ
シートはシングルシート風になっていて
メインシート部はシート高が
Z900RSに比べて20mm高くなっています。
画像提供:Z900RS CAFEのインプレ
ベースになったZ900はアリ?
Z900RSにはベース車両になった
Z900というストリートファイター
モデルが存在します。
ビンテージな外観よりも
現代的なストリートファイター
デザインのネイキッドが欲しい人は
こちらもおすすめです。
2020年にモデルチェンジし
トラクションコントロールの
装備や灯火器類がLED化しましたが
新車価格で1,045,000円(税込み)
とZ900RSよりも
308,000円も安い設定になっています。
2019年モデルまでは
トラクションコントロールは
装備されておらず、
フロントブレーキも
ラジアルマウントではありません。
灯火器類もハロゲン球ですが
新車販売時の価格は現行モデルよりも
さらに低い設定だったので
中古市場では非常に
コスパの高いモデルです。
Z900RS/CAFEのスペック
- 車名(通称名):
Z900RS / Z900RS CAFE - 型式:2BL-ZR900C
- 全長×全幅×全高
Z900RS:2,100mm×865mm×1,150mm
Z900RS CAFE:2,100mm×845mm×1,190mm” - 軸間距離 1,470mm
- 最低地上高 130mm
- シート高
Z900RS:800mm
Z900RS CAFE:820mm - キャスター/トレール 25.0°/98mm
- エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ
- 総排気量 948cm³
- 内径×行程/圧縮比 73.4mm×56.0mm/10.8:1
- 最高出力 82kW(111PS)/8,500rpm
- 最大トルク 98N・m(10.0kgf・m)/6,500rpm
- 始動方式 セルフスターター
- 点火方式 バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
- 潤滑方式 ウェットサンプ
- エンジンオイル容量 4.2L
- 燃料供給方式 フューエルインジェクション
- トランスミッション形式 常噛6段リターン
- クラッチ形式 湿式多板
- ギヤ・レシオ:
1速 2.916(35/12)
2速 2.058(35/17)
3速 1.650(33/20)
4速 1.409(31/22)
5速 1.222(33/27)
6速 0.966(29/30) - 一次減速比/二次減速比:1.627(83/51) / 2.800(42/15)
- フレーム形式:ダイヤモンド
- 懸架方式:
前 テレスコピック(倒立・インナーチューブ径 41mm)
後 スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク) - ホイールトラベル:
前 120mm
後 140mm - タイヤサイズ:
前120/70ZR17M/C (58W)
後 180/55ZR17M/C (73W) - ホイールサイズ
前 17M/C×MT3.50
後 17M/C×MT5.50 - ブレーキ形式:
前 デュアルディスク300mm(外径)
後 シングルディスク250mm(外径) - ステアリングアングル:(左/右) 35°/ 35°
車両重量
Z900RS:215kg
Z900RS CAFE:217kg - 使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
- 燃料タンク容量:17L
- 乗車定員:2名
- 燃料消費率(km/L):
28.5km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)
20.0㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時) - 最小回転半径:2.9m