ホンダ グロム(GROM)は
倒立タイプのフロントフォークや
前・後ディスクブレーキ
12インチの軽量アルミホイールなど
大型のスポーツモデルにも
負けない装備と
躍動感あふれるスタイリングが
人気の125ccスポーツモデルです。
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- 気軽に楽しめる扱いやすい
大きさとスペック - 燃費が良い
WMTCモード値70.5km/L - カスタムパーツが豊富
- 見た目に反して足つきが悪い
- 海外生産なので作りが雑
- エンジンオイルが
劣化しやすいので
こまめなメンテが必要
目次
グロムの中古バイク相場・買取相場
グロムの
中古バイク相場(新車含む)は
グーバイクで調べることができます。
ショップ店員の経験から言って
同年式、距離ぐらいのバイクで
大きな修理が必要な個所が無ければ
バイク買取相場は
同程度の店頭車両価格の半額
が通常バイクショップでの
買取価格と考えて良いでしょう。
但し、
バイク買取に強い
バイク専門買取業者であれば
1~2割ほど高く買取ってくれる
可能性が高いです。
グロム(GROM)の特徴
グロム(GROM)は
タイで生産され
世界中に向けて輸出販売する
グローバルモデルとして
日本以外では
MSX125SF、MSX125
という名前でも発売されています。
遊び心があふれたレジャーバイク
ホンダはモンキーをはじめとして
ダックス、エイプといった
取り回しの良い車体サイズに
親しみやすいデザイン。
本格的にライディングを楽しめる
エントリーモデルを
原付、原付二種に設定し
レジャー系バイクというカテゴリーを
ラインナップしてきました。
グロムはそんな
レジャーバイクの新時代モデル。
これまでのレジャーバイク同様
ノーマルでは扱いやすく経済的。
カスタムすれば
より個性的でスポーティな仕様に
することも可能です。
▲三代目モデル(JC92)
▲二代目モデル(JC61後期/JC75)
※カスタムされた初代モデルのGROM(JC61前期)
写真提供:Ride-Write
通勤・通学にも大活躍!タフで低燃費なエンジン
グロム(GROM)のエンジンは
タイで販売されるWave125iという
スーパーカブの派生モデルに
採用される125ccエンジンが
ベースになっており、
2003年の登場以来改良を重ね、
耐久性と経済性に優れています。
また、
元々遠心クラッチだった
ベースエンジンを
マニュアルミッションへ
変更する際に
クランク周りを専用設計に変更。
クランクの慣性を
軽減することによって
エンジンレスポンスが向上し
扱いやすくも楽しめるエンジン
となっています。
▲初代モデルのGROMエンジン
写真提供:HONDA GROM 紳士のバイク生活
2021(3代目)年モデルは5速ミッション採用
さらに2021年のモデルチェンジで
エンジン出力を若干向上させ、
ミッションも5速となっています。
▲3代目モデルのGROM
また新型エンジンでは、
交換式オイルフィルターが採用され
メンテナンス性が向上しています。
▲3代目モデルのGROMエンジン
スポーティーな足回り
これまでの
ホンダ レジャーバイクは
お世辞にも豪華と言えるものでは
ありませんでした。
しかしグロムはフロントに
125cc公道モデルとしては
ホンダ初となる
倒立フォークを採用。
倒立フォークは
高い剛性と減衰力の向上、
バネ下重量軽減など
スポーツ走行にはうってつけの
サスペンションです。
また、
重量が増加しがちな
アルミキャストホイールは
細身のY字スポークデザインで
軽量化を図り
質感と実用性を両立させています。
ブレーキには
フロント2PODキャリパー、
リア1PODキャリパーの
油圧式ディスクブレーキを採用。
高い制動力とコントロール性を
発揮します。
▲初代モデルのGROM
写真提供:HONDA GROM 紳士のバイク生活
グロムとMSX125/SFの違い
日本向け仕様のグロム(GROM)は
海外向け仕様では
初代モデルがMSX125、
二代目モデルがMSX125SF
という名前になっています。
3代目モデルでは海外仕様も
GROMの名称に統一されました。
▲タイ仕様 3代目モデルのGROM
▲GROMのロゴの中に小さくMSXのロゴ
海外仕様のグロムの注意点としては
正規輸入ではなく
並行輸入となりますから、
メーカーからの保証やサポートは
受けることができません。
お店によっては整備だけでなく
補修部品を取り寄せることも
できない場合があります。
購入する際は
販売店の保障や整備や修理など
アフターサービスを
受けられるか確認し、
信頼できるショップで
購入しましょう。
おすすめは
SOXやChopsといった
海外生産バイクを得意とする
ショップです。
>>バイク館(旧SOX)の下取りで高く売るには?
海外仕様との違いは
基本的にカラーバリエーションと
ロゴステッカーなど外観が中心で
エンジンなど主要部分は
基本的に違いはありませんが
電装部品など細かい部分でも
違いが見受けられました。
例えばJC92のタイモデルでは
電源取り出し用の
サービスカプラーが
ありませんでした。
グロム(2021年モデル)のスペック・諸元
- 通称名:グロム
- 車名・型式:ホンダ・2BJ-JC92
- 全長(mm):1,760
- 全幅(mm):720
- 全高(mm):1,015
- 軸距(mm):1,200
- 最低地上高(mm):180
- シート高(mm):761
- 車両重量(kg):102
- 乗車定員(人):2
- 燃料消費率(km/L)
定地燃費値:63.5(60km/h)〈2名乗車時〉 - WMTCモード値(クラス):68.5(クラス 1)〈1名乗車時〉
- 最小回転半径(m):1.9
- エンジン型式:JC92E
- エンジン種類:空冷4ストロークOHC単気筒
- 総排気量(cm³):123
- 内径×行程(mm):50.0 × 63.1
- 圧縮比:10
- 最高出力(kW[PS]/rpm):7.4[10]/7,250
- 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):11[1.1]/5,500
- 燃料供給装置形式:電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
- 始動方式:セルフ式
- 点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
- 潤滑方式:圧送飛沫併用式
- 燃料タンク容量(L):6
- クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング式
- 変速機形式:常時噛合式5段リターン
- 変速比:
1速 2.846
2速 1.777
3速 1.315
4速 1.034
5速 0.843 - 減速比(1次★/2次):3.040/2.533
- キャスター角(度):25°00′
- トレール量(mm):81
- タイヤ:
前 120/70-12 51L
後 130/70-12 56L - ブレーキ形式:
前/後 油圧式ディスク - 懸架方式:
前 テレスコピック式
後 スイングアーム式 - フレーム形式:バックボーン