125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 1

原付二種と分類される
51~125ccのバイクは
コストパフォーマンスや
免許制度の緩和など
様々な後押しもあって
現在、最も注目度が高い
排気量クラスの
バイクと言えるでしょう。

この記事では原付二種バイクの
長所や短所、選び方、
乗るために必要な免許やものを
ご紹介します。

【PR】

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 2125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 3

 

原付一種(50cc以下)と
原付二種(51~125cc)の見分け方

原付二種と呼ばれるのは
51cc~125ccまでの
オートバイのことで

見た目でわかりやすいのは
前の泥除けに貼付けられた
白い帯と
後ろの泥除けなどに
貼り付けられた
白い三角マークです。

これらは取締りの際に
50cc以下の原付一種と
警察官が誤認を
減らすためのものなので
いちばんわかりやすいです。
(メーカーによる自主的なものなので
貼っていなくてもそれ自体は
交通違反にはなりません。)

 

原付二種のナンバー色の違い

また、
50cc以下の原付の場合では
白いナンバープレートも

51~90ccは黄色ナンバー

91~125ccはピンク色ナンバー

となっています。
(ナンバーの色は
一部自治体によって
異なる場合もあります。)

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 4

 

主流は50ccから125ccクラスの原付二種へ

ひと昔前までは
免許制度や車重の軽さ
車体価格の安さなどの理由で
はじめてバイクに乗る人や
通勤、通学の手段、
配達などのお仕事には
50cc以下のバイク
いわゆる『原付』(原付一種)が
人気でした。

しかし、
年々厳しくなる排出ガス規制に
対応するため
車体重量は重くなり、
エンジン出力も低下。
構成部品は増え、
エンジンは複雑化したので
組立コストは上がって
車体価格も当然上がり
50cc以下の原付は
人気が低迷しています。

また以前から
法定速度30Km/h制限や
二段階右折や
高架道路の通行制限など
現在の道路事情や
バイクの性能に合わない
交通ルールにも
不満が上がっていました。

50cc以下の原付は
年々販売、生産台数が減り、
現在ヤマハでは生産を止め、
ホンダからOEM供給を受けて
販売しているほどです。

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 5

 

そこで台頭してきたのが
51cc~125ccのバイク
『原付二種』です。

原付二種の中でも
125ccクラスのバイクは
日本の各バイクメーカーが
台湾やタイ、マレーシア、
インドネシアなどに
現地法人を置き、
過酷な気温状況下に耐えうる
技術を磨いてきたため
耐久性が高く、
東南アジア全体での販売を
想定して量産できるので
生産効率が良く
低価格での提供が可能と
なっています。

▼ヤマハ アクシスZ(手前)
▼ホンダ スーパーカブC125(奥)

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 6

 

原付二種の長所

50cc以下(原付1種)
126cc以上(250ccクラス)
から見てどのような長所が
あるのか見てみましょう。

原付二種のバイクには
様々な長所がありますが
比較対象によって
見方は変わるでしょう。

 

50cc以下のバイクに比べて

  • 車体の大きさや安定感、
    エンジンパワーに余裕がある
  • 30km/h制限や二段階右折、
    高架道路の通行禁止などの
    原付の道交法が適用されない
  • 二人乗りができる
    (一部車種は除く)
  • スクーターをはじめ
    マニュアルミッションバイクや
    オフロード車など
    種類が豊富

法定速度は60km/h制限
二段階右折の必要はなし。

高架道路など
50cc以下の原付1種では
通行できない場所も
通ることができます。

 

126cc以上(250ccクラス)のバイクに比べて

  • 燃費が良い
  • 保険料や税金など
    維持費が安い
  • エンジンパワー控え目、
    車体が軽量で扱いやすい
  • オイルやタイヤといった
    消耗品のコストが安い

 

原付二種の短所

原付二種のバイクはもちろん
長所ばかりではありません
短所だってあります。
こちらも比較対象によって
見方が違うと思うので、
それぞれ見てみましょう。

 

50cc以下のバイクに比べて

  • 小型限定普通自動二輪以上の
    免許が必要
  • 車体が多少大きく重い

 

126cc以上(250ccクラス)のバイクに比べて

  • 高速道路や自動車専用道路を
    走行できない
  • エンジンパワーに
    余裕がない

 

原付二種バイクに必要な免許は?

それでは
原付二種のバイクに乗るために
必要なものをご紹介しましょう。

 

小型限定普通二輪以上の免許

道路運送車両法で
原付二種という
分類がされている
原付二種バイクは
今後、原付免許のように
普通自動車運転免許を
持っていれば運転できる
法案が出ていますが、

50cc以下の原付1種と違い
125ccの短所で挙げた通り、

2020年1月現在
原付免許や
普通自動車免許では
運転することができません。

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 7

 

  • 小型限定普通自動二輪免許
  • 普通自動二輪免許
  • 大型自動二輪免許

これらのうち
どれかの免許を取得している
必要があります。

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 8

 

小型限定普通自動二輪免許と
普通自動二輪免許は16歳から
免許取得が可能です。

試験場でいきなり免許取得することも
不可能ではありませんが、
実際にバイクに乗って試験する
技能試験がありますから
自動車教習所に通って
免許取得を目指す人が
ほとんどです。

また、教習所によって
具体的な金額は違いますが、
運転免許をはじめて取得する人や
原付や小型特殊の免許だけ
取得している人は
普通二輪と小型限定で
教習料金の価格差が大きくないので
将来125ccよりも大きいバイクに
乗ろうと考えているのであれば
普通自動二輪免許の
取得を目指すのがおすすめです。

 

原付二種スクーターはオートマ(AT)限定免許でもOK

スクーターや
クラッチ操作の必要ない
スーパーカブシリーズなどは
小型限定普通自動二輪免許
普通自動二輪免許
大型自動二輪免許
いずれかの
オートマ(AT)限定免許でも
運転することが可能です。

AT小型限定普通二輪免許は
教習所に通っても
教習終了まで最短2日、
運転免許試験場での
交付の日を入れても
3日で取得することが可能です。
(普通自動車免許を保有の場合

【関連記事(外部サイト)】
教習終了まで最短3日が2日に短縮!
時間に追われる方も取得しやすくなった
AT小型限定普通二輪免許
:ヤマハ発動機

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 9

 

免許以外で原付二種バイクに必要なものは?

免許以外にも
原付二種に乗る為の準備が
もう少しだけあります。

 

乗車用ヘルメット

原付二種バイクに限らず
公道で原付やオートバイを
運転するときに
ヘルメットの着用は
道路交通法で
義務付けられています。

原付二種バイクは
ハーフ(半キャップ)タイプ
ジェットタイプ
フルフェイスタイプと
どんなヘルメットでも
運転することができますが

乗車用ヘルメットである
必要があります。

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 10

 

よく知られている例としては
工事用のヘルメットをかぶって
原付や自動二輪を運転すると
交通違反となるというのは
乗車用ヘルメットとして
認められていない為です。

乗車用ヘルメットは
国が定める
消費生活用製品の安全規制
で認められているもの
かどうかで判断されます。

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 11

 

日本国内で販売される
ヘルメットのうち
消費生活用製品の
安全規制で認められたものは
PSCマークが
貼り付けられています。

基本的に
日本のメーカーが
オートバイ用ヘルメット
として販売されているものは
PSCマークのシールが
貼り付けられていますが、
海外メーカーの輸入品や
海外製造ヘルメットの中には
PSCマークが
ないものもありますので
通販など購入時に不安な場合は
販売店に確認するように
しましょう。

▼PSCマーク

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 12

 

自賠責保険・任意保険

自賠責保険については
125ccの原付二種に限らず
原付やその他の自動二輪、
普通自動車についても
加入が義務付けられています。

バイクの購入時に必ず確認され
通常はバイクショップで
バイク購入と同時に
加入手続きをやってもらえます。

また、乗換えの場合は
前に乗っていたバイクが
50cc以下も含む125cc以下の
原付バイクで保険の有効期間が
残っていれば新しいバイクに
乗せ換えることも可能です。

125cc 原付二種 免許 13

 

任意保険につては
ファミリーバイク特約
というものがって、
125cc以下のバイクであれば
自分や家族の自動車保険に
特約を付けて
割安な保険料で手厚い補償を
受けることができます。

 

ぴったりの125ccバイクを選ぼう

現在125ccのバイクは
スクーターをはじめ
スポーツタイプや
ビジネス向けタイプなど
様々な車種が販売されています。

目的にあった125ccバイクを
選ぶようにしましょう。

 

通勤・通学にはスクーター

通勤や通学には
スクーターが一番おすすめです。

シート下に積載スペースがあり
カバンや小物を収納することができ
突然の雨に対しても
雨具なども常備することが可能です。

またクラッチ操作がないので
手軽に乗ることができ、
渋滞での疲労は最小限です。

全体がプラスチックカバーで
覆われており、
駆動系も密閉されているので
メンテナンスも最小限で済むのも
スクーターのメリットです。

▼スズキ アドレスV125S

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 14

 

ツーリング・趣味にはマニュアル

ツーリングや趣味、
長距離の通勤、通学には
マニュアルトランスミッション
(MT)の125ccバイクが
おすすめです。

チェーン駆動は
ある程度メンテナンスが必要ですが
部品の耐久性が高く、
大径タイヤは小計タイヤに比べ
消耗時間が長いです。

道路状況に合わせて
トランスミッションの
操作が自在なので
街中から峠道まで
様々に楽しめます。

▼スズキ GSX-R125

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 15

 

ハンドクラッチ操作の
必要がないモデルは
AT限定免許でもOKです。

▼ホンダ クロスカブ110

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 16

 

お買い得な海外向けモデル

現在日本で販売されている
オートバイの中には
タイやインドネシアといった
東南アジアで
製造されているものが
多くあります。

そんな中でメーカーが
日本では販売していない
現地モデルが
並行輸入バイクとして
販売されていることがあります。

これらのバイクは
現地物価との違いもあり
中には10万円台で
購入できる車種もあります。

【関連記事】
各記事の後半にまとめてあります
125ccおすすめスクーターまとめ125ccおすすめバイク(MT)まとめ

 

▼ホンダ ナビ110

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 17

▼海外向け125ccは車種も豊富

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 18

 

あなたのバイクが
高く売れますように!

125cc 原付二種 バイク スクーター 免許 19